麒麟

日曜日
目が覚めると玄関が騒がしく
朝９時から母と誰かが会話していて
玄関隣のトイレに行けず焦ってて
着る予定だった服もリビングで慌ててた。

母が誰と話しているのか耳を澄ませ
何時終わるのか待った。

話を聞いていると不動産屋の人らしい。
この家と売りに出している郊外の家の話をしているようだ。

この家を売り、母は住み替えたいらしい。
引っ越すのは別に良いが、川の近くが良い。

それは置いとき一番気になったこと、
それは不動産屋の人の声だ。

何か聞いたことある、独特の声。

麒麟の川島さん。

テレビから出る声にそっくりで
聞けば聞くほど似ていて
とりあえず凄い似ていた。

麒麟さんは前からファンでおもしろいなと思っていた。

当たり前だが川島さんは不動産屋ではない。
だがファンだ。

行こうと思えば箪笥に服があったが
なんとなく恥ずかしく、そんで本物であった時どうしたらいいかわからない。

てかその前に麒麟さん不動産屋じゃないし。

あとで母にどんな人か聞いたら
身長約190㎝て言ってた。

違う人か凄い靴履いてたかどちらかだ。
前だろうと思うが。




絵





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